おはようございます。
追加DLCも発表されたことだしポケモンソードシールドこそは継続していこうと意気込んでいたんですけど、最近は龍が如く7を遊んでてポケモンの方はサボり気味なんですよね。
せめて環境情報だけでも、とポケモン実況動画を観てるんですけど、感想としてはTODやだなぁって感じです。
それで話は変わるんですけど、少し前に『Temtem』っていうポケモンに似たゲームがアーリーアクセス版としてリリースされたんですよ。
パクりというよりは、自他共に認めるオマージュ作品みたいな。
※アーリーアクセス:まだ不完全だけど安くするから、遊んでみて不具合修正とかバランス調整を手伝ってください版
この『Temtem』というゲーム、そもそものゲームシステムとか個体値・努力値など端々にポケモンの要素を感じるんですけど、決定的な違いとして「不確定要素を排除する」みたいなコンセプトがあるんですよね。
言ってみれば、不確定要素を取り除いたポケモンこそが『Temtem』です。
ポケモンから不確定要素が『取り除かれた』のか、はたまた『失われた』と言うべきなのか。まだ序盤も序盤なんですけど、プレイフィールなども交えつつ。
ポケモンから『取り除かれた』不確定要素とは
まずはその不確定要素と呼んでるものって何について言っているんだって話なんですけど、例えば催眠術の成功率とか、例えば眠りターン数とかのことです。そこら辺のポケモンにおける運の要素がほぼありません。
勝てそうだったのに連続で怯んで負けた、みたいな部分が少ないんですよ。
眠りターンは決められたターン数きっちり眠るんですけど、技によって効果が違って上位技ほど優秀になっていきますね。そして高い効果と引き換えに、大量のスタミナを消費します。
ポケモンとの違い、『スタミナ』と『シナジー』
Temtemには『スタミナ』と『シナジー』というポケモンとは大きく違うポイントがあります。一般的なRPGでいうところのMPに相当するスタミナがモンスターそれぞれに設定されていて、強い技ほどスタミナを大量に消費するんですよね。
だからスタミナ温存のために弱い技を使うという場面も発生し得る。
シナジーに関しては2種類あって、僕は勝手に『同タイプシナジー』と『組み合わせシナジー』って呼んでます。
同タイプシナジーは、場に出ている味方のテムテムが両方とも炎タイプなら炎タイプの技威力が上昇するって効果です。いわゆるタイプ一致の威力上昇&シナジーによる威力上昇、両方合わせて一発の威力に賭けるかどうかという戦略を取れるわけですね。
組み合わせシナジーは『場に出ている味方のテムテムが風タイプなら追加効果発動』みたいな合わせ技です。シンプルに威力が上がったり、追加で毒を付与したりします。
※Temtemは2vs2のダブルバトルが基本。
同タイプシナジーの高威力で攻めるのか、相性補完と組み合わせシナジーの追加効果で立ち回るのか、パーティ構築でかなり悩みそうな面白い部分ですね。
ポケモンから『失われた』不確定要素
ポケモンの運ゲーの要素を極力排除する代りに、スタミナやシナジーなど技の威力と効果に相当する条件を付けることでバランスを取っています。
この辺は『ポケモンから失われた要素』だと感じているんですけど、確率の要素があるからこそ対戦中に「頼む!当ててくれ!」だとか「当てた!えらい!」みたいな感情が生まれるんですよね。
その感情って、そのまま育てたポケモンへの愛情だと思うんですよ。
運を味方に付けるために祈れば祈るほど、そこに命が宿る気がします。
そう言った意味で、Temtemはポケモンから不確定要素が失われてしまった世界なんだなって感じてしまいました。技の能力に対してコストが比例するってのは、対戦ゲームとしては正しい姿なんですけどね。
Temtemがポケモンに取って代わる存在になるのかと言えば、僕は代わりにはならないと思います。
もちろんTemtemにはTemtemのゲームとしての面白さがあるし、もしかしたら世界のゲームプレイヤーは不確定要素は必要無いと感じているかもしれません。ポケモンに代わって人気のゲームになる可能性だってありますよ。
でも仮に売り上げがポケモンを上回ったとしても、このゲームはポケモンの代わりでは無くて、まったく別のシステムの新
しいゲームが人気になったというだけだと思いますね。
デザインの好みとかそういう部分ではなくて、もっと根本の、世界観とも違う感覚の部分。
ゲーム自体が不完全でこれからまだまだアップデートしていく途中なんですけど、この『不確定要素の有無』という根っこの部分は変わらないはずなので。
このポケモンと似て非なる存在がいったいどんな姿で完成して、どんな命を宿すのか。楽しみにしながら気長に遊んでいきます。
正直なところMMO要素はいらないかなって気がしてますけどね。
その辺もこの先どう化けるのか楽しみです。