あるさんち。

インターネット牧場。

ANTHEM スローライフな遊び方をしてもいいと思う

 ANTHEMがリリースされて1週間くらい経ちましたね。どうもこんにちは。

 

 僕はというとタイミング悪く仕事が忙しくなり完全に出遅れてしまっていて、まだレベル15になったばかりでパワーもようやく150を超えたところです。

 最大レベル30で上位プレイヤーのパワーが430くらいみたいなので、まあそんな感じの進行度ですね。

 

 嘆いても仕方がないので開き直ってのんびり進めてるんですけど、そうやって遊んでるうちに『これくらい緩やかな感じの方が、このゲーム楽しいのでは?』みたいな気持ちが湧いてきました。

 その辺、最近のゲームのスピード感とかについて思うことと併せて書いておきます。

 

 トッププレイヤー達の抱える不満

 アンセムに関するネットの記事をちょくちょく読んでるんですけど、上位プレイヤーの間では『飽きてきた』『ハクスラ系として不完全』みたいな声が上がり始めてるらしいです。

 そりゃまあ現状ストロングホールド(エンドコンテンツ)が数個しかないものを延々と周回していれば飽きてくるんだろうなあって感じがしますよね。

 

 ただこれ、オンラインマルチ前提のデザインである以上しかたないというか、どうしてもプレイヤー側心理としては『さっさとチュートリアル(ストーリーのこと)は済ませてこのゲームの真髄を味わいたい』ってなっちゃうと思うんですよね。

 

 フレンドとかに置いていかれるのが嫌だ、みたいな気持ちもあるだろうし。

 

 そうなってくるとストーリーとかお遣いクエストはほどほどに飛ばしてクリアして、あとはただひたすらに高レアリティ装備を掘るという遊び方にならざるを得ません。

 アプデで追加されるであろう更なる高難度クエストに備えて装備を整える日々の始まりです。

 

 

 このゲームサイクル(さっさとエンドコンテンツまで駆け抜けて高レアアイテムを掘りに行くというやつ)ばっかりですよね。オンラインマルチのゲーム。

 いや、そういう遊び方のゲームなんですけど。リリース直後のスピード感すごいですよね、この手のゲームって。という意味です。

 それが悪いというわけではなくて。

 

 

ANTHEMに感じる魅力

 いまアンセムを遊んでいて魅力的に感じている部分は『登場人物の豊かさ』です。 

 キャラクターではない、人物が登場しているぞって感じ。

 

 

 『オーウェン』というサイファー(オペレーター的な役割)がいます。

 自信家なところがあって、主人公とオーウェンのコンビがベストコンビだと思ってる節があるんですけど、「たまに別のランサーと組むこともあるけど気にしないでくれよな、お互い生活のためにも稼がなきゃいけないし」みたいな事を言う軽薄な男です。

 

 そんな軽口を叩きながらも、いざ主人公が再会した旧友たちと過去の事件について話始めると「おいおい俺は蚊帳の外か?」ってちょっと怒りながら絡んでくる。

 なんてめんどくさいやつなんだ。って感じです。

 

 

 “ 自称 ” 情報通のおじさんがいます。(名前忘れた)

 メインっぽい通路に立ってるんですけど、特にストーリー進行に関わらないしロクな情報を持っていません。「なあなあ、あいつの黒い噂、知ってるか?」っていってゴシップ情報を教えてくれます。

 そして話が終わると街の貢献ポイントみたいなのが少し増えます。それだけです。

 

 仲間の悪い噂とかを面白がって話すからあんまり良い印象ではないんですけど、頻繁に通る通路に陣取っているために、会話マークが発生してるとついでだからと話しかけてしまうんですよね。

 仕舞には「こんど飯でも食いにいかねえか?」とか言い出して、うるせえ勝手に仲良くなったと思ってるんじゃねえぞこら、って言いたくなっちゃいます。

 

 

 『ブリン』というセンチネル所属の女性がいます。

 センチネルってのは自衛隊みたいな感じで、組織立って任務にあたります。規則も厳しくて、フリーランサーとは絶対に仲良くしてはいけません。フリーランサーは規則に縛られないからです。

 ……なんですけど、あるきっかけでブリンから協力依頼を受けるようになります。

 

 センチネルで対応しづらいから誰かに協力して欲しいんだけど~……でもフリーランサーと関わってるのバレると怒られるから~……大きな声では言えなくて~……え!協力してくれるの?!……あ、あ~、それじゃあお願いしちゃおうかな~……あ、うん、感謝はしています、とても、ええ、もちろん。それじゃよろしく。

 

 みたいな女です。図々しいやつです。

 観葉植物を育てるのが趣味みたいで、センチネル基地にもいくつか置こうとしたら怒られて自分の部屋に持ち帰って育てています。

 

 

 てな感じで憎めないやつらがいっぱいいて、任務が終わって帰ってくるたびに街を散歩して会話マークが出てないか確認したり、聞こえてくる話を立ち聞きしたりするのが楽しいんですよ。

 他にも、ただひたすらに自分の武勇伝を語り聞かせてくるジジイとか、話しかけるたびに「サンダーは格好良いから絶対に買うべき」って言って装飾アイテムを販売するやつとかいるんですよね。

 

 

ANTHEMのスピード感

 街での移動が遅いと評判のアンセムですが、体験版の時には無かった『小走り』が追加されたので、少しだけ早く移動できます。

 そんなに早くないので『小走り』って感じなんですけど、景色とか雰囲気を楽しもうと思ったらこれくらいの速度がいい気がしますね。

 

 外のフィールドも綺麗で解放感があるから、飛ばずにてくてく歩いてるだけでも楽しく感じてしまいます。なんか、これくらい緩いスピード感が気持ちいいなあって。

 

 戦闘に関しても見た目ほどの目まぐるしさは無くて、まあこれは僕の装備がまだ弱いからってのもあるんですけど、1匹の雑魚的を1ターンで倒しきれないときがあるんですよね。上手にコンボを決めてダメージ効率を上げればどうにか、って感じの敵がたまに。

 だから基本的には岩陰に隠れながら1匹ずつ倒して、必殺技が溜まるのを待つ感じなんですよ。そうなるとやっぱり仲間と連携した方が効率が良くて、味方が体力を削ってくれた敵にトドメを刺したり、自分が体力削った敵を味方が倒してくれたりしなきゃいけない。

 敵の数を減らしていかないと戦況が厳しいから、味方が同じ敵に向けて援護射撃を入れてくれるとめちゃくちゃ嬉しくなります。あと1発が足りない時が多いのでマジで助かりますね。

 

 なんというか、敵の中心に飛び込んでバッタバッタとなぎ倒す無双プレイはなかなか難しくて、僕が遊んでるレベル層のマッチングだと、そういう動きをしてる味方はだいたい敵がうじゃうじゃいる場所で倒れています。

 

 戦闘のスピード感というか、爽快感みたいなのが、見た目と乖離しているのかな。といった印象です。マスターワーク(最高レベル)の装備を手に入れたらまた変わってくるのかもしれませんけど。

 戦闘シーンの派手さに反して、渋めの立ち回りを要求されるというか。そんな感じ。

 

 僕自身が年齢的な理由で速すぎるゲーム展開に疲れちゃうってのもあるんですけど(というかそれが一番大きいかも)、とても気持ちの良い緩さがありますよ。アンセムには。

 

 

とはいえ、さっさとチュートリアルを卒業したい

 のんびり遊んでいるところではありますが、そうは言っても僕だってマスターワークの何某を手に入れて強くなりたいですからね。会話をスキップしない程度には急ぎ足でクリアしたいものです。

 

 いまは霊廟ってとこに入るために条件をクリアしていってる最中で、他の依頼をこなしたり、フリー探索で散歩しながらワールドイベントやったりしてます。

 ただこれ、僕は開き直ってのんびりやってるから楽しめてるけど、駆け足でクリアしたい人にとっては結構な足枷だよなーって。

 

 魅力ある世界観と、スピード感を求めるハクスラ系ゲーム。

 ちょうどいいところでバランスさせるの難しいんですかね。

 

 せっかく素敵な世界が用意されているのに、ハクスラゲーとして遊ぶには邪魔になるなんてちょっともったいないよなって思います。

 

 それで、つまり何が言いたかったかというと「ハクスラ系ゲームだけど出遅れてても別の楽しみ方があるゲームですよ」ということなのでした。